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Googleで会社はもっと面白くなる!二代目社長の鈴木が、企業に役立つGoogleのサービスをご紹介します。

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2025-09-20 DX推進

なぜ、あの成長企業はPCをやめてChromebookを選ぶのか?理由は「安さ」ではありません。

「PCのセットアップに丸一日…」「またウイルス対策ソフトの更新…」そんな“PC管理”の悩み、実はゼロにできます。Chromebookが、中小企業のIT担当者(と、それを兼務する社長)を救う、本当の理由を解説します。

はじめに:「パソコン管理」という、見えないコストセンター

従業員が入社するたびに、新しいパソコンを調達し、何時間もかけて業務に必要なソフトをインストール。日々のセキュリティパッチの適用に気を配り、時には「PCが動かなくなった」という問い合わせに駆けつける…。多くの中小企業では、これらの「パソコン管理」業務が、本来の業務時間を圧迫する、見えないコストセンターとなっています。もし、箱から出して、ログインするだけで、10分後には仕事が始められるパソコンがあるとしたら、どうでしょう。それこそが、Chromebookがもたらす変革なのです。

誤解だらけ?Chromebookが「最強の仕事道具」である3つの真実

「Chromebookは安いけど、仕事には使えない」…それは、クラウドがビジネスの中心になる前の古い考え方です。

  • 真実1:必要なものは、すべてブラウザの中に。
    今や、ほとんどの業務はWebブラウザ上で行われます。Google Workspaceはもちろん、Microsoft 365も、会計ソフトも、顧客管理システムも。Chromebookは、このクラウド時代に最適化されており、軽快な動作と長いバッテリー時間を実現します。
  • 真実2:「何もしない」が最高のセキュリティ対策。
    従来のPCと違い、ChromebookはOS自体が非常にシンプルで、悪意のあるプログラムがローカルで実行される隙がほとんどありません。セキュリティ更新はバックグラウンドで自動的に行われ、ユーザーも管理者も、ウイルス対策に頭を悩ませる必要はもうありません。
  • 真実3:PC本体はただの「入口」。データは失われない。
    データはすべて安全なクラウド(Googleドライブ)に保存されるため、もしChromebookを紛失したり、故障したりしても、データが失われる心配はありません。新しいChromebookにログインすれば、数分で元の環境が完全に復元されます。

IT担当者(兼 社長)にこそ伝えたい、Chromebook導入の“本当の価値”

Chromebookの真価は、従業員の利便性以上に、管理者の負担を劇的に軽減することにあります。

  1. 【ゼロタッチ導入】箱を開けて、ログインするだけ。
    新入社員に新品のChromebookを渡します。本人が自分のGoogleアカウントでログインすれば、管理コンソールで事前に設定しておいたアプリや設定が自動で適用され、すぐに業務を開始できます。IT担当者によるセットアップ作業は、文字通りゼロになります。
  2. 【一元管理】全社のPCを、一つの画面でコントロール。
    Google管理コンソールから、全従業員のChromebookの設定を遠隔で一元管理できます。特定のアプリの使用を強制したり、USBメモリの使用を禁止したり、万が一の紛失時には遠隔でデバイスをロックしたり。会社のセキュリティポリシーを、簡単かつ確実に徹底できます。
  3. 【ほぼゼロ・メンテナンス】「PCの調子が悪い」からの解放。
    動作が遅くなったり、不審な挙動をしたりといった、従来のPCにありがちなトラブルはほとんどありません。問題が発生した場合の最終手段は「Powerwash(初期化)」ですが、データはクラウドにあるため、数分で完了し、何のダメージもありません。

まとめ:PCを「管理」する時代から、仕事を「創造」する時代へ

Chromebookを導入することは、単なる経費削減ではありません。それは、これまでPCの維持管理に費やしていた膨大な時間と手間を解放し、そのリソースを、会社の成長に繋がる、より創造的な仕事へと再投資するための、極めて重要な経営判断です。

私たちセイユーネットワークシステムは、お客様の業務内容に最適なChromebookの選定から、管理ポリシーの設計、そしてGoogle Workspaceとの連携を最大化する導入支援まで、トータルでサポートします。「パソコン管理」の悩みから解放され、ビジネスの成長に集中したいとお考えなら、ぜひ一度ご相談ください。

2025-09-19 DX推進

「あの件、〇〇さんしか知らない…」はもう限界。属人化をなくし、会社の“集合知”を育てる方法

エース社員が休んだ途端、業務がストップ…。その「属人化」、会社の成長を妨げる静かな時限爆弾です。個人の頭の中にある知識を、会社の永続的な資産に変える、Google Workspace活用術を解説します。

はじめに:「スーパーマン」に頼る会社は、実は非常にもろい

あなたの会社に、誰よりも仕事ができて、お客様からの信頼も厚く、「この人がいれば安心」というエース社員はいませんか?それは素晴らしいことですが、もし、その人がいないと仕事が回らないとしたら…?その状態こそが、企業の成長を阻害する大きなリスク、「属人化」です。一人の天才に頼る組織から、チーム全員が知識を共有し、協力して成果を出す「強い組織」へ。その変革は、今すぐにでも始められます。

なぜ、「属人化」は危険なのか?

業務の属人化は、短期的には効率的に見えるかもしれませんが、長期的には多くの問題を引き起こします。

  • 業務のブラックボックス化:特定の人しか手順や判断基準を知らないため、その人が不在の際に業務が完全に停止。お客様を待たせてしまうなど、機会損失に直結します。
  • 品質のばらつき:担当者によってアウトプットの質が大きく異なり、会社としてのサービスレベルが安定しません。
  • 退職による“知的資産”の流出:最も深刻なのが、担当者の退職です。その人が長年かけて培ってきたノウハウや顧客との関係性が、会社からごっそりと失われてしまいます。
  • エース社員の疲弊:常に質問攻めに合い、他の人に仕事を任せられないため、優秀な社員ほど疲弊し、燃え尽きてしまう危険性があります。

Google Workspaceで構築する「知の共有プラットフォーム」

属人化を解消する鍵は、個人の頭の中やPCの中に留まっている情報を、誰もがアクセスできる「会社の共有資産」へと変えることです。Google Workspaceは、そのための最適なプラットフォームを提供します。

  1. 【STEP1:知識の保管庫】Googleドライブ共有ドライブで、すべてを“会社の物”に
    まず徹底すべきは、「ファイルは個人のPCではなく、必ず共有ドライブに保存する」というルールです。これにより、すべての資料が会社の管理下に置かれ、退職時にファイルが失われるリスクがゼロになります。強力な検索機能で、必要な情報を誰でもすぐに見つけ出せます。
  2. 【STEP2:手順の教科書】Googleサイトで、社内版“ウィキペディア”を作る
    業務マニュアル、よくある質問(FAQ)、社内ルールなどを、専門知識不要で作成できるGoogleサイトに集約します。これにより、新入社員でも自力で業務を学べる「会社の教科書」が完成。教える側の負担も大幅に軽減されます。
  3. 【STEP3:会話のオープン化】Google Chatスペースで、やり取りを“見える化”する
    個人間のメールやダイレクトメッセージではなく、プロジェクトごとの「スペース」で会話することで、業務のやり取りがオープンになります。後から参加したメンバーも過去の経緯をすぐに把握でき、Q&Aの履歴そのものがチームの学習教材になります。

まとめ:属人化の解消は、最高のBCP(事業継続計画)である

特定の誰かがいなくても事業が滞りなく継続できる体制を築くこと。それは、災害時への備えと同じくらい重要な、企業の危機管理(BCP)の一環です。そしてそれは、社員一人ひとりが安心して休み、挑戦できる、風通しの良い組織文化を育むことにも繋がります。

私たちセイユーネットワークシステムは、ツールの導入だけでなく、お客様の会社から属人化をなくし、強い組織文化を構築するための情報整理のルール作りから、現場への定着までを、お客様と一体となって推進します。

2025-09-18 DX推進

「良い人だったのに…」採用の機会損失、実は“裏側のドタバタ”が原因です

応募者への返信漏れ、面接のダブルブッキング、入社初日のPC未手配…。そんな採用・入社時の混乱が、会社の評判を下げています。Google Workspaceで構築する、スムーズな「採用・オンボーディング」の仕組みを解説します。

はじめに:「ご縁がありませんでした」の裏側で、本当に“ご縁”を逃していませんか?

「面接したAさん、すごく良い人材だったのに、他社に決まってしまった…」その原因、本当に条件面だけだったでしょうか。もしかしたら、応募から面接までの連絡の遅さや、やり取りの煩雑さが、候補者に「この会社、大丈夫かな?」という不安を与えてしまったのかもしれません。採用活動は、未来の仲間との最初のコミュニケーション。その裏側が非効率な状態では、最高の出会いを逃してしまいます。

なぜ、あなたの会社の採用活動はスムーズに進まないのか?

多くの中小企業で、採用活動は個人のメールボックスとExcelファイルだけで管理されています。その結果、以下のような問題が頻発します。

  • 情報の属人化と対応漏れ:応募者とのやり取りが担当者の受信トレイにしかないため、誰がどこまで対応したか分からず、有望な候補者への返信が遅れる、あるいは漏れてしまう。
  • 面接調整の煩雑さ:面接官と候補者の空き時間を、何度もメールで行ったり来たり。日程が確定するまでに時間がかかり、機会損失につながる。
  • 入社準備のドタバタ:入社日が近づいてから、慌ててPCやアカウントの準備を始めるため、初日に間に合わない。新入社員は手持ち無沙汰になり、不安なスタートを切ることに…。

Google Workspaceで構築する「おもてなし採用フロー」

これらの課題は、普段お使いのGoogle Workspaceのツールを連携させるだけで、劇的に改善できます。

  1. 【STEP1:応募受付】Googleフォームで、応募者情報を自動でデータベース化
    採用ページの応募ボタンを、Googleフォームにリンクさせます。応募者が入力した情報は、自動で一つのGoogleスプレッドシートに集約。手作業での転記は不要で、リアルタイムに応募者リストが完成します。
  2. 【STEP2:選考管理】スプレッドシートが、簡易的な「採用管理システム」に
    応募者リストとなったスプレッドシートに、「書類選考中」「一次面接待ち」などのステータス欄を追加。関係者全員が、誰でも一目で選考の進捗を把握できます。面接の評価やコメントも直接書き込めば、情報共有もスムーズです。
  3. 【STEP3:面接調整】Googleカレンダーで、日程調整の手間をゼロに
    面接官の空き時間を設定した「予約スケジュール」ページのURLを候補者に送るだけ。候補者は、自分の都合の良い時間をクリックするだけで面接予約が完了。Web会議のリンクも自動で発行され、メールの往復は発生しません。
  4. 【STEP4:入社準備】GoogleサイトとChatで、歓迎ムードを創出
    採用が決まったら、入社者専用のGoogleサイト(社内ポータル)に招待。会社のルールやメンバー紹介などを事前に見てもらうことで、不安を解消します。同時に、社内では「〇〇さん入社準備スペース」をGoogle Chatで立ち上げ、PC手配やアカウント発行といったタスクを関係者に割り振り、準備の抜け漏れを防ぎます。

まとめ:最高の第一印象が、未来の活躍を後押しする

スムーズで丁寧な採用・オンボーディングプロセスは、候補者や新入社員に「この会社は、社員を大切にしてくれる」というポジティブな印象を与え、入社後のエンゲージメントを高める効果があります。

私たちセイユーネットワークシステムは、単にツールの使い方をお教えするだけではありません。お客様の会社の規模や文化に合わせて、「最高の第一印象」を演出するための採用・オンボーディングフローの設計から、その仕組みの構築までを、ハンズオンでご支援します。採用に課題を感じているなら、ぜひ一度ご相談ください。

2025-09-17 DX推進

「オフィスに出社できない!」その時、あなたのビジネスは止まりますか?Google Workspaceで構築する、災害に負けない事業継続計画(BCP)

地震、台風、パンデミック…。予期せぬ事態でオフィスが機能しなくなった時、事業をどう継続しますか?BCPは「他人事」ではありません。クラウドが、あなたの会社をどう守るのかを解説します。

はじめに:「まさか」は、ある日突然やってくる

「明日からオフィスは閉鎖します」――もし、大規模な自然災害や感染症の拡大によって、全従業員が出社できなくなったら。あなたの会社のビジネスは、その瞬間に完全に止まってしまいませんか?事業継続計画(BCP)と聞くと、大企業が策定する分厚い書類をイメージするかもしれません。しかし、本質はシンプルです。予期せぬ事態でも、会社の重要な業務を止めないための「備え」、それこそがBCPなのです。

なぜ、従来の「オフィス中心」の働き方は災害に弱いのか?

ビジネスの基盤がオフィスの中だけで完結している場合、その脆弱性は非常時に露呈します。

  • データ資産へのアクセス不可:会社のサーバーや、個人のデスクトップPCにしか保存されていない見積書や顧客リストは、オフィスに行けない限り、ただの「箱の中のデータ」です。
  • コミュニケーションの断絶:会社の固定電話は鳴り続け、誰が出ているかも分からない。安否確認や緊急の指示も、個人の携帯電話に頼るしかなく、情報が錯綜します。
  • 基幹業務の完全停止:請求書の発行、契約書への押印、経費精算…。オフィスでないとできない業務が一つでもあると、その瞬間から会社のキャッシュフローや取引先との関係に支障をきたします。

Google WorkspaceがBCPの「核」となる3つの理由

Google Workspaceは、これらの問題を根本から解決し、会社の事業継続性を飛躍的に高める「デジタルなBCP」そのものと言えます。

  1. 【理由1】データは最強のデータセンターに。いつでもどこでもアクセス可能
    ファイルはすべて、世界最高水準のセキュリティを誇るGoogleのデータセンターで安全に保管されています。会社のオフィスが物理的に機能しなくなっても、従業員は自宅や避難先から、インターネットさえあれば、いつも通り必要な情報にアクセスし、業務を続けられます。
  2. 【理由2】場所を選ばない、途切れないコミュニケーション手段
    固定電話が使えなくても、Google Chatでリアルタイムにテキストでのやり取りができ、Google Meetで顔を見ながらの緊急会議も可能です。誰がオンラインで対応可能なのかも一目で分かり、混乱した状況下でも、組織としての統制を維持できます。
  3. 【理由3】クラウドで完結する業務プロセス
    Google Workspace上で業務フローが完結していれば、請求書作成(スプレッドシート/ドキュメント)、承認プロセス(フォーム/Chat)、顧客対応(共有トレイ)といった基幹業務が、場所を問わずに継続できます。

まとめ:BCPは「守り」ではなく、しなやかな組織への「攻めの投資」

Google Workspaceで場所にとらわれない働き方を構築することは、単に災害に備える「守りの一手」ではありません。それは、日々の生産性を向上させ、多様な働き方を可能にし、優秀な人材を惹きつける、変化に強い「しなやかな組織」を創るための「攻めの投資」です。

私たちセイユーネットワークシステムは、ツールの導入だけでなく、非常時にも事業が止まらないための業務フロー設計や、データ管理ルールの策定まで、お客様のBCP構築を強力に支援します。「何から始めれば…」と不安に思われたら、ぜひ一度ご相談ください。

2025-09-16 Google Workspace

CCの嵐、ファイルの迷子…メールでのプロジェクト管理、もう限界では?

「あの件、誰が担当だっけ?」「最新の資料はどれ?」そんな混乱、すべてメールが原因です。Google Chatの「スペース」機能で、プロジェクトの会話・ファイル・タスクを“1つの部屋”に集約する方法を解説します。

はじめに:「全員に返信」で送られてくる大量のメール、本当に全部読んでいますか?

新しいプロジェクトが始まるたびに、関係者全員がCCに入ったメールのスレッドが延々と続いていく…。これは、多くの中小企業で見られる光景です。しかし、このメール主体のプロジェクト管理こそが、情報の見落としや認識のズレ、そして無駄な確認作業を生み出す元凶なのです。大切なプロジェクトを成功に導くためには、まずそのコミュニケーション基盤から見直す必要があります。

なぜ、メールはプロジェクト管理に向いていないのか?

メールは1対1の連絡には便利ですが、複数人が関わるプロジェクトでは、以下のような致命的な弱点があります。

  • 会話の流れが追えない:様々なトピックが同じスレッドで語られるため、後から経緯を把握するのが非常に困難です。
  • 情報が埋もれてしまう:重要な決定事項や共有されたファイルが、他のメールに埋もれてしまい、探すだけで一苦労です。
  • ファイルのバージョン管理が崩壊:同じ名前のファイルが何度も添付され、「どれが最新版か分からない」という混乱を招きます。
  • 途中参加者が追いつけない:プロジェクトの途中から参加したメンバーは、過去のメールをすべて読み返さない限り、背景を理解できません。

解決策:プロジェクトごとに「専用の部屋」を作る

これらの問題を根本から解決するのが、Google Chatの「スペース」機能です。スペースとは、特定のプロジェクトやチームのための、独立したチャットルームのこと。メールの受信トレイのようにオープンな場所ではなく、関係者だけが集まる「専用の部屋」を用意するイメージです。

  1. 【話題ごとに会話を整理】スレッド機能
    スペース内では、話題ごとに会話を「スレッド」に分けることができます。「Aのデザインについて」「Bの見積もりについて」など、議論が整理され、後から見返したい会話をすぐに見つけられます。
  2. 【ファイルは一箇所に集約】ファイルタブ
    スペース内で共有されたファイルは、自動で「ファイル」タブに集約されます。もう「あのファイルどこだっけ?」とメールを遡る必要はありません。常に最新のファイルがそこにあります。
  3. 【タスクを明確化】タスク機能
    「この作業、〇〇さんお願いします」と会話の流れでタスクを割り当て、期限を設定することができます。誰が何をすべきかが明確になり、抜け漏れを防ぎます。

まとめ:コミュニケーションの「場」を変えれば、仕事の質が変わる

メールでのやり取りをGoogle Chatのスペースに切り替えることは、単なるツール変更ではありません。それは、プロジェクトの情報を一元化し、チーム全体の生産性と透明性を高めるための、極めて重要な「文化の変革」です。

私たちセイユーネットワークシステムは、ツールの使い方を説明するだけでなく、「どのようなルールでスペースを運用すれば、お客様の会社に最もフィットするか」という運用設計から、定着までを強力にサポートします。メールの混乱から抜け出し、チームの力を最大化したいとお考えなら、ぜひ一度ご相談ください。

2025-09-14 DX推進

「DX、何から始めれば…」を解決!社内に“DXの旗手”を育て、会社を変える方法

ツールを導入しても、なぜかDXが進まない…。その原因は、推進役の不在かもしれません。あなたの会社に眠る「DXの旗手」を見つけ出し、私たちと共に会社の変革をリードする方法を解説します。

はじめに:「ツールは入れた。でも、何も変わらない…」

Google Workspaceを契約し、便利なツールが使える環境は整えた。しかし、結局使われるのはメールとカレンダーばかりで、現場の業務は以前と何も変わっていない…。多くの中小企業で、このような「DXの停滞」が起きています。その根本的な原因は、ツールやシステムの問題ではありません。それは、変革をリードする「旗手」がいない、という組織の問題なのです。

DXが進まない本当の理由:社長やIT担当だけでは、変革は起きない

DXは、トップダウンの号令だけでは決して成功しません。なぜなら、日々の業務の非効率さや課題を最も深く理解しているのは、経営層ではなく、現場で手を動かしている社員だからです。しかし、その現場の社員は日々の業務に追われ、改善活動にまで手が回らないのが現実です。このギャップを埋める存在こそが、社内の「DXの旗手」なのです。

あなたの会社にもいる!「DXの旗手」を見つけ出す3つの着眼点

「旗手」は、必ずしもITに最も詳しい人物である必要はありません。むしろ、以下のような特徴を持つ人物こそが適任です。

  • 口癖が「これ、何とかなりませんか?」:現状の非効率なやり方に対して、常に問題意識を持っている。
  • 新しいものが好き:プライベートで新しいスマホアプリやサービスを試すことに抵抗がない。
  • 現場からの信頼が厚い:部署や役職を超えて、周囲から頼りにされており、物事を分かりやすく説明するのがうまい。

重要なのは、現状を「仕方ない」と諦めるのではなく、「もっと良くできるはずだ」と考えるマインドセットを持っていることです。

「旗手」を「エース」に育てる、たった2つの条件

原石を見つけ出したら、次はその人物が輝くための環境を会社が用意する必要があります。

  1. 条件1:経営者が「時間」と「権限」を与える
    最も重要なのは、経営者がその担当者を「DXの旗手」として公式に任命し、業務時間の一部をDX推進活動に充てることを許可することです。「通常業務と兼務で」では、結局何も進みません。小さな業務改善の提案であれば、現場判断で実行できるような権限委譲も効果的です。
  2. 条件2:私たちプロが「パートナー」として伴走する
    社内の旗手一人に、技術的な課題や全社的な調整まで全てを背負わせるのは酷です。そこで、私たち「フォワードデプロイドエンジニア」の出番です。旗手と二人三脚で現場の課題をヒアリングし、その場でAppSheetのプロトタイプを作成したり、Google Workspaceの最適な活用法をレクチャーしたりと、技術的な壁を取り除き、成功体験を積み重ねるサポートをします。

まとめ:DXは「人」から始まる

高価なシステムを導入することだけがDXではありません。会社の未来を本気で考える「旗手」を一人見つけ出し、その情熱を支える環境とパートナーを用意すること。それこそが、中小企業がDXを成功させるための、最も確実で、最も効果的な第一歩です。

私たちセイユーネットワークシステムは、お客様の会社の中に眠る「旗手」を見つけ出し、共に成長していく最高のパートナーでありたいと考えています。「誰に任せればいいか分からない」とお悩みなら、ぜひ一度、私たちにお声がけください。

2025-09-13 DX推進

退職者のPC、データ移行だけで安心?会社の“知的資産”を守り抜く、Google Workspaceの鉄壁ルール

「あの重要ファイル、退職した〇〇さんのPCにしか入ってない…」そんな悪夢、現実に起こる前に対策を。会社の最も重要な資産である「情報」が、人の異動と共に失われるリスクと、それを防ぐための唯一の方法を解説します。

はじめに:「会社の資産は、社員のPCの中」になっていませんか?

長年かけて蓄積してきた顧客情報、提案書のノウハウ、業務マニュアル…。これらはすべて、会社の重要な「知的資産」です。しかし、その大切な資産が、社員一人ひとりのPCのデスクトップやドキュメントフォルダに分散して保存されているとしたら…?それは、いつ失われてもおかしくない、極めて危険な状態です。特に、従業員の退職は、そのリスクが現実のものとなる最大のトリガーとなります。

なぜ、従来のファイル管理は危険なのか?

ファイルサーバーを導入していても、結局は個人のPC上で作業することが多い従来型のファイル管理には、退職時に以下のような深刻なリスクが伴います。

  • 重要データの紛失:後任者への引き継ぎが不十分で、退職者のPCにしか存在しない重要ファイルが、PCの返却・初期化と共に永遠に失われてしまう。
  • 意図しない情報漏洩:退職者が悪意なく、私物のUSBメモリや個人のクラウドストレージに保存していた業務ファイルを、退職後も保持し続けてしまう。
  • 悪意のあるデータの持ち出し:会社の顧客リストや技術情報などを、競合他社への転職のために意図的に持ち出す。個人のPCにデータがあれば、それを防ぐのは困難です。

これらの問題の根本原因は、「会社の資産であるべきデータが、個人の管理下に置かれてしまっている」という一点に尽きます。

Google Workspaceが実現する「資産の“会社”管理」

Google Workspaceは、この根本問題を解決し、会社の知的資産を組織として一元管理・保護するための仕組みを提供します。重要なのは、「作業は常にクラウド(Googleドライブ)上で行い、個人のPCにはデータを残さない」というルールを徹底することです。

  1. 【資産の集約】すべてのファイルはGoogleドライブに
    ファイルはすべてGoogleドライブ上で作成・編集します。これにより、データは個人のPCではなく、常に会社の管理下にあるクラウドサーバーに保存されます。
  2. 【鉄壁のオフボーディング】退職時のデータ移管プロセス
    従業員が退職する際、管理者は簡単な操作で、その従業員がオーナーとなっていた全てのファイルやフォルダの所有権を、後任者や上司に一括で移管できます。これにより、知識や情報が人に依存することなく、会社に資産として残り続けます。
  3. 【アクセス権の即時停止】
    退職者のアカウントを即座に停止することで、退職日以降、会社のデータへのアクセスを完全に遮断できます。アカウントを削除しても、移管済みのファイルが消えることはありません。

まとめ:企業の成長は、知的資産の蓄積と共にある

企業の競争力は、過去から現在までに蓄積された「知的資産」を、いかに未来の活動に活かせるかにかかっています。その資産が、人の異動のたびに失われるようなことがあってはなりません。

Google Workspaceを導入し、データの管理体制を再構築することは、単なるセキュリティ対策ではなく、会社の持続的な成長を支える経営基盤を築くことと同義です。私たちセイユーネットワークシステムは、ツールの導入支援に留まらず、お客様の会社の資産を守るための最適なデータ管理ルールの策定から、運用が定着するまでを、責任を持ってサポートいたします。

2025-09-12 DX推進

その振込依頼、本当に社長から?巧妙化する「なりすましメール」から会社を守る、たった一つのルール

「社長のPCがハッキングされた!?」…いいえ、犯人はもっと巧妙です。経理担当者を狙い撃ちにするビジネスメール詐欺(BEC)の脅威と、従業員の注意力に頼らない、仕組みで会社を守る具体的な方法を解説します。

はじめに:経理担当者様、もしこんなメールが届いたら…

ある日の午後、経理担当のあなたの元に、社長の氏名とメールアドレスから、「極秘の買収案件で、本日中にA社の口座に300万円を振り込む必要がある。機密情報なので、この件は他言無用でお願いしたい」というメールが届きました。あなたなら、どうしますか?

これは、他人事ではありません。実際に多くの中小企業が被害に遭っている「ビジネスメール詐欺(BEC)」の典型的な手口です。犯人は会社の情報を周到に調べ上げ、経営者や取引先になりすまし、言葉巧みに送金を指示してきます。「社員に注意喚起しているから大丈夫」という性善説は、もはや通用しません。

なぜ、人は騙されてしまうのか?

ビジネスメール詐欺が成功しやすいのには、明確な理由があります。

  • 本物そっくりの巧妙さ:メールアドレスや署名、文面まで本物と見分けがつかないほど精巧に偽装されています。
  • 心理的なプレッシャー:「社長からの指示」「至急」「極秘」といった言葉で冷静な判断力を奪い、通常の承認プロセスを飛ばさせようとします。
  • 情報の非対称性:指示された経理担当者は、その案件が本当に存在するのかどうかを知る術がありません。

個人の注意深さには限界があります。だからこそ、騙されることを前提とした「仕組み」で会社を守る必要があるのです。

会社を守る、たった一つのシンプルなルール

そのルールとは、「メール(文字)だけの指示で、お金のやり取りを絶対に完結させない」ということです。どんなに急いでいても、どんなに確からしく見えても、振込や支払い先の変更といった重要な依頼がメールで来た場合は、必ず別の手段で「本人確認」を行うことを絶対的な社内ルールとして徹底します。

  1. 【最善策】Google Chatで確認する:社内からの依頼であれば、メールではなく、本人しかログインできないGoogle Chatで「〇〇の件、メール拝見しました。この内容で進めてよろしいですね?」と確認を取ります。文字の履歴も残り、最も安全確実な方法です。
  2. 【次善策】電話で直接確認する:相手が社外の取引先であれば、以前から知っている電話番号に直接かけて、担当者の声で依頼内容が事実かを確認します。(メールに書かれた電話番号は偽装の可能性があるため、使ってはいけません。)

Google Workspaceが、そのルールを強力に後押しする

「ルールを決めても、徹底されなければ意味がない」…その通りです。Google Workspaceには、このルール運用を技術的にサポートし、詐欺メールの脅威そのものを低減させる機能が備わっています。

  • 世界最高水準のAI迷惑メールフィルタ:不審な「なりすまし」の兆候があるメールは、受信トレイに届く前にAIが自動で検知し、ユーザーに強力な警告を表示します。
  • 安全な社内コミュニケーション基盤:前述の通り、Google Chatは認証されたアカウント同士の閉じた空間です。社内の重要連絡をメールからチャットに切り替えるだけで、なりすましのリスクを根本から断ち切ることができます。
  • 視覚的な警告:組織外から送られてきたメールや、認証情報(SPF/DKIM)に不審な点があるメールには、Gmailが自動で警告ラベルを表示。従業員に「おや?」と気づかせるきっかけを与えます。

まとめ:セキュリティは「コスト」ではなく、会社を守る「防波堤」

ビジネスメール詐欺による被害は、時に会社の存続を揺るがしかねません。従業員一人ひとりの注意力に依存する危険な体制から、テクノロジーとルールで組織全体を守る堅牢な体制へ。私たちセイユーネットワークシステムは、Google Workspaceの導入・設定支援はもちろん、お客様の業務に合わせた安全なコミュニケーションフローの構築まで、責任を持ってサポートします。少しでも不安を感じたら、手遅れになる前に、ぜひご相談ください。

2025-09-11 AppSheet

まだ会社に戻って日報を?AppSheetで作る“現場が主役”の報告アプリ

「今日の報告書、まだ出てないの?」現場と事務所のそんな不毛なやり取り、終わりにしませんか?AppSheetを使えば、スマホ一つで写真付きの報告が完結。報告はリアルタイムに共有され、データは会社の資産に変わります。

はじめに:「報告書を書くため」だけに、会社に戻っていませんか?

営業活動、現場での作業、店舗の締め作業…。一日の業務が終わった後、事務所に戻ってからパソコンを開き、記憶を頼りに日報を作成する。多くの企業で当たり前とされているこの習慣、実は生産性を著しく下げ、現場の負担を増やす大きな原因になっています。その日の報告は、その日のうちに、その場で終わらせる。AppSheetが、そんな新しい働き方を実現します。

メールやExcelでの日報が、なぜダメなのか?

伝統的な報告方法には、多くの非効率が潜んでいます。

  • 報告が遅れる、忘れる:現場から事務所への移動時間や、一日の疲れで、報告書の提出が深夜になったり、翌日になったりする。最悪の場合、忘れてしまうことも。
  • 情報がバラバラで活用できない:メールでの報告は、後から検索するのが困難です。Excelファイルも、人によって書き方がバラバラで、データを横断的に分析・活用することができません。
  • 写真の添付が面倒:現場の状況を伝えるために写真は不可欠ですが、スマホで撮った写真を一度PCに取り込み、メールに添付して…という作業は非常に手間がかかります。
  • リアルタイム性がない:マネージャーが現場の状況を把握できるのは、報告書が提出された後。問題が発生していても、対応が後手に回ってしまいます。

AppSheetが創る「現場ファースト」な報告フロー

AppSheetを使えば、これらの問題を一挙に解決する、現場担当者のための報告アプリを構築できます。

  1. 【スマホで完結】いつでも、どこでも、5分で報告
    作業が完了したその場で、スマートフォンからアプリを起動。作業内容を選択し、いくつかの項目を入力するだけで報告が完了。もう、報告書作成のために残業する必要はありません。
  2. 【写真も動画も、その場で添付】
    アプリから直接カメラを起動し、撮影した写真をそのまま報告書に添付できます。「百聞は一見に如かず」。現場のリアルな状況が、瞬時に事務所のマネージャーに伝わります。
  3. 【データは自動で“資産”になる】
    報告された内容は、自動でGoogleスプレッドシートに整理・蓄積されます。入力項目が統一されているため、後から「どの顧客に、どれくらいの時間をかけているか」「どんなトラブルが頻発しているか」といった分析が容易になり、経営改善に役立つ貴重なデータとなります。
  4. 【オフラインでも入力可能】
    地下や山間部など、電波が届かない場所でも心配ありません。オフライン状態で入力したデータは一旦スマホ内に保存され、通信が回復した際に自動で同期されます。

まとめ:報告は「義務」から「武器」へ

AppSheetによる報告フローの改革は、単なる業務効率化ではありません。それは、現場の負担を軽減し、モチベーションを高めると同時に、これまで埋もれていた現場の情報を、経営を改善するための「武器」に変えるための戦略的な一手です。

「うちの会社の報告業務も、もっと楽に、もっと価値あるものにしたい」そう感じたら、ぜひ私たちセイユーネットワークシステムにご相談ください。お客様の現場に最適な報告アプリの形を、一緒に考え、驚きのスピードで形にしてみせます。

2025-09-08 Google Workspace

その会議、30分で終わりませんか?Google Workspaceで実現する「スマートミーティング」の技術

「会議のための会議」や「ただの進捗報告会」に、貴重な時間を奪われていませんか?会議の準備から議事録作成、タスク管理まで、Googleのツール連携で劇的に効率化する、明日から使える実践的な手法をご紹介します。

はじめに:会議は「時間泥棒」ではなく、未来を創る「エンジン」である

あなたの会社の会議は、新しいアイデアを生み出し、意思決定を加速させる「エンジン」として機能していますか?もし、会議後に「結局、何が決まったんだっけ?」と感じることが多いなら、それは会議のやり方そのものに問題があるのかもしれません。Google Workspaceを正しく使えば、会議をコストのかかる時間泥棒から、会社の成長を加速させるための投資へと変えることができます。

なぜ、あなたの会社の会議は終わらないのか?

非効率な会議には、共通するいくつかの原因があります。

  • 準備不足のまま開始:会議の目的や議題(アジェンダ)が事前に共有されず、参加者はその場で考え始めるため、議論が発散してしまう。
  • 単なる情報共有で終わる:事前に資料を読んでおけば済むような内容を、わざわざ集まって読み上げるだけの「報告会」になっている。
  • 議事録作成が負担:会議後に誰かが時間をかけて議事録を作成するため、次のアクションに移るまでにタイムラグが発生し、熱量も冷めてしまう。
  • 決定事項とタスクが曖昧:「誰が・何を・いつまでにやるのか」が明確にされず、結局誰も動かないまま次の会議を迎える。

Google Workspaceで実現する「スマートミーティング」3つのステップ

これらの問題を、Googleのツールを連携させることで、仕組みとして解決します。

  1. 【会議前】カレンダーとドキュメントで「準備」を仕組み化する
    会議の成否は準備で8割決まります。Googleカレンダーで会議を設定する際、説明欄にアジェンダを記載したGoogleドキュメントのリンクを必ず添付します。参加者は、会議が始まる前にそのドキュメントに目を通し、事前に自分の意見や質問を書き込んでおく。これにより、会議は全員が同じ前提知識を持った状態からスタートできます。
  2. 【会議中】Meetとドキュメントで「議論」に集中する
    会議が始まったら、全員が同じGoogleドキュメントを画面共有しながら議論を進めます。重要なのは、議論しながらリアルタイムで決定事項とタスク(担当者、期限)をドキュメントに書き込んでいくことです。これにより、「言った、言わない」がなくなり、会議の終了と同時に「完成された議事録」が出来上がります。
  3. 【会議後】ChatとTasksで「実行」を自動化する
    会議が終わったら、完成した議事録(ドキュメント)のリンクを、関連するGoogle Chatのスペースに共有します。ドキュメント上で「@(担当者名)」を付けてタスクを割り振れば、相手に通知が飛び、自動でToDoリスト(Google Tasks)に追加させることも可能です。これにより、会議で決まったことが、間髪入れずに実行フェーズへと移行します。

まとめ:会議の質が、組織のスピードを決める

「スマートミーティング」は、単なるテクニックではありません。それは、時間を大切にし、成果にこだわる組織文化を創るための第一歩です。私たちセイユーネットワークシステムは、ツールの使い方を教えるだけでなく、お客様の会社の文化に根付くような、最適な会議フローの設計から伴走支援します。会議の非効率さに課題を感じているなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。

2025-09-07 DX推進

退職した社員のメール、本当に消して大丈夫?情報資産を守り抜く『Google Vault』の隠れた実力

退職者アカウントの安易な削除は、将来の大きなリスクに。訴訟や取引トラブルから会社を守る「電子情報開示ツール」Google Vaultとは?中小企業にこそ必要な、攻めの情報ガバナンスを解説します。

はじめに:「コスト削減」のために、未来の「命綱」を捨てていませんか?

社員が退職する際、ライセンス費用を節約するために、その社員のGoogle Workspaceアカウントをすぐに削除していないでしょうか?一見、合理的なコスト削減策に見えますが、その行為は、将来起こりうる法的トラブルや顧客との重大な問題に対応するための「命綱」を自ら断ち切っているのと同じかもしれません。今回は、多くの中小企業が見過ごしている情報管理のリスクと、それを解決するGoogle Workspaceの強力な機能「Google Vault」について解説します。

アカウント削除が引き起こす、取り返しのつかない事態

退職者のアカウントを削除すると、そのアカウントに紐づく全てのデータ(メール、ファイル、チャット履歴など)が完全に消去されます。これが、以下のような深刻な事態を引き起こす可能性があります。

  • 取引先とのトラブル:「過去の担当者とこういう約束だったはずだ」と取引先から指摘されても、証拠となるメールがなければ反論できず、不利な条件を飲まざるを得なくなる。
  • 法的紛争への対応不可:万が一、訴訟に発展した場合、裁判所から関連する電子メールの提出を求められても、データが存在しないため対応できない。これは、会社にとって極めて不利な状況を招きます。
  • 業務ノウハウの消失:特定の顧客との重要なやり取りや、業務上の貴重なノウハウが、個人のメールボックスと共に永遠に失われてしまう。

会社の「保険」となる、Google Vaultとは?

Google Vaultは、Google Workspaceの一部のプランに含まれる「情報ガバナンス」と「電子情報開示」のためのツールです。簡単に言えば、会社のデータを安全に長期間保管し、必要な時にいつでも探し出せるようにする「デジタル金庫」のようなものです。

  1. データを「消させない」保持ポリシー:「全社員のメールは、削除されても7年間はサーバーに保管する」といったルールを設定できます。ユーザーがゴミ箱を空にしても、データはVaultに残り続けます。
  2. 特定の情報を保護する「記録保持(リティゲーション ホールド)」:特定のキーワード(例:プロジェクト名、特定の社員名)を含むデータを、期間を定めずに完全に保護。訴訟などの際に、関連証拠を保全できます。
  3. 組織全体のデータを横断検索&書き出し:管理者権限で、組織内の全てのメールやファイルを横断的に検索し、必要なデータを法的な証拠として書き出すことができます。

中小企業にこそVaultが必要な理由

「Vaultなんて、訴訟の多い大企業向けだろう?」と思われるかもしれません。しかし、むしろIT担当者や法務部がいない中小企業にこそ、Vaultは不可欠な「お守り」になります。

  • トラブルの予防と早期解決:「言った、言わない」の水掛け論になった際も、Vaultで客観的な証拠を即座に提示でき、問題を大きくせずに解決できます。
  • 退職時のスムーズな引き継ぎ:アカウントを削除する代わりに、Vaultでデータを保管しておけば、後任者はいつでも過去の経緯を検索・確認でき、スムーズに業務を引き継げます。

まとめ:攻めの経営は、盤石な守りから

Google Vaultの導入は、単なるコストではなく、不測の事態から会社を守り、情報という最も重要な経営資産を保全するための戦略的な「投資」です。私たちセイユーネットワークシステムは、お客様の事業内容や規模に合わせて、最適なデータ保持ポリシーの設計から導入までをサポートします。安心できる守りの体制を整え、未来へ向かう攻めの経営に集中しませんか?

2025-09-05 Google Workspace

社内情報、まだメールで回覧?専門知識不要の「Googleサイト」で、会社に“情報ステーション”を創る方法

「あのマニュアルどこだっけ?」「最新の社内ルールは?」そんな情報の迷子、もうやめませんか?Googleサイトを使えば、まるで社内版ウィキペディアのような情報集約ポータルが、驚くほど簡単に、追加費用なしで作成できます。

はじめに:「知りたい情報が、すぐに見つからない」は静かなコストです

社内の重要な情報が、個人のメールボックスや、整理されていない共有フォルダの奥深くに眠っていませんか?情報を探す時間は、目には見えませんが、全社員分を合計すると膨大なコストになります。Googleサイトは、その問題を解決し、誰もがいつでも必要な情報にアクセスできる「社内の情報ステーション」を構築するための、最もシンプルで効果的なツールです。

なぜ、今「社内ポータル」が必要なのか?

情報が散在している状態は、多くの問題を引き起こします。

  • 業務効率の低下:必要な情報を探すために、他の社員の作業を中断させて質問したり、古い情報に基づいて作業して手戻りが発生したりします。
  • 新入社員の立ち上がりの遅れ:入社したばかりの社員が、どこに何の情報があるか分からず、オンボーディングに時間がかかってしまいます。
  • ナレッジの属人化:特定の社員しか知らないノウハウや業務手順が、その人の退職と共に失われてしまうリスクがあります。

Googleサイトなら、専門知識ゼロでも大丈夫

「ポータルサイトなんて、作るのが大変そう…」と思うかもしれませんが、Googleサイトなら心配無用です。パワーポイントでスライドを作るような直感的な操作で、誰でも簡単に作成・更新できます。

  1. ドラッグ&ドロップで簡単レイアウト:テキスト、画像、動画などを、好きな場所に配置するだけでページが完成します。
  2. Google Workspaceと完全連携:Googleドライブの資料や、スプレッドシート、カレンダーなどを、ページにそのまま埋め込むことができます。元のファイルを更新すれば、サイトの内容も自動で最新に保たれます。
  3. 鉄壁のセキュリティ:社内のGoogle Workspaceアカウントを持つユーザーしかアクセスできないように設定可能。機密情報も安心して掲載できます。もちろん、スマートフォンからの閲覧にも最適化されています。

こんな「情報ステーション」を作ってみませんか?活用アイデア集

  • 全社掲示板:経営層からのお知らせや、社内イベントの告知など、全社員に確実に伝えたい情報を集約。
  • 業務マニュアル・規定集:経費精算のルール、各種申請フォーマット、ITツールの使い方マニュアルなど、いつでも参照できる場所に。
  • プロジェクトハブ:進行中のプロジェクトごとにページを作成し、関連資料、議事録、スケジュール、担当者を一箇所にまとめ、関係者間の認識齟齬を防ぎます。

まとめ:情報の流れを整え、強い組織を作る

Googleサイトで社内ポータルを構築することは、単に情報整理に留まらず、社員が自律的に動き、ナレッジを共有し合う文化を育む、組織づくりの一環です。私たちセイユーネットワークシステムは、サイトの作り方をお教えするだけでなく、「どのような情報を、どう整理すれば、会社にとって最も価値ある資産になるか」という設計段階から、お客様と共に考え、実装まで伴走します。一緒に、会社の「知の拠点」を創り上げましょう。

2025-09-04 Google Workspace

会社のチャット、LINEで大丈夫?Google Chatがビジネスにもたらす「静かな革命」

手軽さから仕事の連絡にLINEを使っていませんか?公私の混同、セキュリティ、情報資産の観点から、その運用は非常に危険です。Google Workspaceに統合された「Google Chat」が、いかに安全で効率的なコミュニケーションを実現するかを解説します。

はじめに:その「手軽さ」が、会社の未来を危うくする

「ちょっとした連絡だから」と、仕事のやり取りにLINEなどの個人向けチャットツールを使っている企業は少なくありません。しかし、その手軽さの裏側には、会社の重要な情報資産と従業員のワークライフバランスを脅かす、見過ごせないリスクが潜んでいます。なぜビジネスに個人向けチャットツールを使うべきではないのか、そしてGoogle Chatがどう解決するのかを、具体的に見ていきましょう。

LINEなどを仕事で使う、3つの重大リスク

  • リスク1:セキュリティと管理の欠如
    個人アカウントは会社が管理できません。退職した社員が会社の機密情報や顧客リストが入ったグループに残り続ける、私用スマートフォン紛失による情報漏洩など、セキュリティインシデントの温床です。
  • リスク2:公私の境界線の崩壊
    休日に上司からの通知が鳴り響き、プライベートな時間に仕事の連絡が…。従業員のメンタルヘルスに悪影響を与え、エンゲージメントの低下を招きます。また、誤ってプライベートなメッセージを仕事のグループに送ってしまう「誤爆」のリスクも常に付きまといます。
  • リスク3:情報が「資産」にならない
    チャットでのやり取りや共有されたファイルは、個人のスマートフォンの中に散在するだけ。会社のナレッジとして蓄積されず、後から検索して見返すことも困難です。これは、未来の業務改善の機会を失っていることと同じです。

Google Chatが、すべての問題を解決します

Google Chatは、Google Workspaceに完全に統合されたビジネスチャットツールです。前述のリスクを根本から解決し、安全で生産的なコミュニケーション環境を構築します。

  1. 鉄壁のセキュリティと一元管理:管理者が全社員のアカウントを管理。退職者のアカウントは即座に停止でき、情報の持ち出しを防ぎます。会社の管理下にあるため、セキュリティポリシーを徹底できます。
  2. Google Workspaceとのシームレスな連携:Googleドライブのファイルを直接共有したり、チャットからワンクリックでビデオ会議(Google Meet)を開始したり、共有されたタスクを管理したりと、全ての業務がチャットを中心にスムーズに繋がります。
  3. 強力な検索機能と情報資産化:すべての会話履歴や共有ファイルは安全にクラウドに保存され、後からGmailと同じ強力な検索機能で簡単に見つけ出すことができます。過去のやり取りが、会社の貴重な「知識ベース」に変わります。
  4. プロジェクトごとの「スペース」で情報を整理:案件ごとや部署ごとに「スペース」と呼ばれるチャットルームを作成可能。話題が混ざることなく、プロジェクトに関連する情報と会話を一箇所に集約できます。

まとめ:コミュニケーション基盤は、会社の「OS」です

どのようなツールで日々コミュニケーションを取るかは、会社の生産性、セキュリティ、そして文化そのものを左右する、いわば会社の「OS」です。個人向けツールによるその場しのぎの運用から脱却し、会社の未来を守り育てるための、戦略的なコミュニケーション基盤を築きませんか?私たちセイユーネットワークシステムが、その移行をスムーズに、そして確実にサポートします。

2025-08-29 AppSheet

なぜ、あなたの会社のAppSheet導入は失敗するのか?成功の鍵は「現場」にあり

「便利なはずのアプリ、なぜか誰も使ってくれない…」その原因は、ツールの問題ではありません。AppSheet導入を成功させるために、経営者やIT担当者が見落としがちな、最も重要な「考え方」のシフトについて解説します。

はじめに:「とりあえず作ってみた」アプリが、使われずに放置されていませんか?

AppSheetは、プログラミング不要で誰でも簡単にアプリが作れる、非常に強力なツールです。しかし、その手軽さゆえに、「IT担当者が良かれと思って作ったけれど、現場の業務に合わず、結局誰も使わなくなった」という失敗談を私たちは数多く耳にします。AppSheet導入の成否は、誰が、何のために作るのかという、最初の「設計思想」で9割が決まります。

【失敗パターン】IT担当者や経営層が「トップダウン」で作ってしまう

最もよくある失敗は、現場の業務を直接知らない人が、頭の中の理想だけでアプリを作ってしまうことです。

  • 机上の空論で作られる:現場の細かな例外処理や、担当者間の暗黙のルールが考慮されず、「これじゃ仕事にならない」と敬遠される。
  • 多機能・高機能を目指しすぎる:「あれもこれもできた方が便利だろう」と機能を詰め込みすぎた結果、操作が複雑になり、かえって現場の負担を増やしてしまう。
  • 「使ってくれ」という押し付けになる:現場からすると「よく分からないものを押し付けられた」という感覚になり、やらされ仕事になって定着しない。

【成功パターン】現場の「小さな不満」から「ボトムアップ」で始める

AppSheet導入を成功させる鍵は、現場の担当者を主役にすることです。完璧なシステムを目指すのではなく、現場が抱える、具体的で小さな「不満」や「面倒」を解決することから始めます。

  1. 主役は現場の担当者:「このExcelへの転記が面倒」「スマホで在庫を確認したい」といった、現場のリアルな声こそが、最高の要件定義書です。
  2. まずは最小限の機能で:いきなり大規模なアプリは作りません。たった一つの面倒な作業をなくすためだけの、ごくシンプルな機能からスタートします。
  3. 一緒に作って、一緒に育てる:私たちが現場の担当者の隣に座り、目の前でプロトタイプを作成。「こうじゃない、ああしたい」という声をその場で反映し、一緒にアプリを育てていきます。

まとめ:私たちは「開発会社」ではなく、現場の「翻訳者」です

私たちの役割は、ただアプリを開発することではありません。現場の皆さんが言葉にできない「何となく不便」を、AppSheetというツールを使って「こうすれば解決できる」という具体的な形に「翻訳」し、業務改善の文化を根付かせることです。AppSheetは、現場の社員一人ひとりが主役になれるツールです。その力を最大限に引き出す旅を、私たちと一緒に始めませんか?

2025-08-28 DX推進

「無料」が一番高くつく?中小企業が知らない、Google Workspaceが最高の「投資」である理由

無料のメールやストレージで何とかなると思っていませんか?実は、その「無料ツール」が、あなたの会社の時間と信頼を静かに奪っています。Google Workspaceが、なぜ単なる経費ではなく、会社の未来を守る「投資」なのかを解説します。

はじめに:「うちは無料ツールで十分」その考え、非常に危険です。

会社の設立当初、コストを抑えるために無料のメールアドレスやクラウドストレージを使い始めることはよくあります。しかし、ビジネスが成長するにつれて、その「無料」という選択が、実は会社の成長を妨げる大きな足かせになっていることに、多くの経営者様は気づいていません。今回は、無料ツールがもたらす「見えないコスト」についてお話しします。

本記事の内容は、こちらの動画でも詳しく解説しています!

見えないコスト1:社員の「時間」という最も高価なリソースの浪費

無料ツールは、ビジネスで使うにはあまりにも非効率です。

  • 迷惑メールとの戦い:ビジネス向けの強力なフィルターがないため、社員は毎日大量の迷惑メールの仕分けに時間を奪われます。その時間は、従業員一人あたり年間50時間以上とも言われています。
  • ファイルを探す時間:個人のアカウントにファイルが点在し、「あのファイルどこだっけ?」という不毛な探し物や確認作業が日常的に発生します。
  • 非効率な共同作業:複数人での同時編集ができず、ファイルのバージョンが乱立。「最新版はどれ?」という混乱が、ミスの原因となります。

見えないコスト2:会社の「信頼」という最大の資産の毀損

お客様や取引先は、あなたが思っている以上に、あなたの会社のIT環境を見ています。

  • 信頼性の低いフリーメール:お客様への連絡に「@gmail.com」や「@yahoo.co.jp」といったアドレスを使っていると、「この会社は大丈夫だろうか?」と無意識の不安を与えかねません。独自ドメイン(@yourcompany.com)は、信頼の証です。
  • 深刻なセキュリティリスク:社員個人のアカウントで業務ファイルを管理していると、退職時に情報が持ち出されたり、アカウントが乗っ取られたりしても、会社側では何も対処できません。これは、会社の存続に関わる重大なリスクです。

見えないコスト3:成長の「機会」の損失

無料ツールを使い続けることは、未来の成長のチャンスを逃していることと同じです。Google Workspaceには、単なるメールやストレージにとどまらない、ビジネスを加速させる機能が満載です。

  • AppSheetによる業務改善:プログラミング不要で自社専用の業務アプリを作成し、非効率なExcel業務から脱却するチャンス。
  • Geminiによる生産性向上:AIがメール作成、資料の要約、データ分析などを手伝ってくれる、優秀なアシスタントを全社員が手に入れるチャンス。

まとめ:Google Workspaceは、未来を守るための「保険」であり「投資」

Google Workspaceの費用は、単なる経費ではありません。それは、社員の時間を守り、会社の信頼を固め、未来の成長機会を掴むための、極めて合理的な「投資」です。私たちセイユーネットワークシステムは、その投資効果を最大化するためのパートナーです。ツールの導入から、会社の資産となる情報の整理、業務改善まで、お客様の未来を一緒に創ります。

2025-08-26 DX推進

「あのファイルどこ?」をゼロにする、Googleドライブの“神”整理術

混沌としたファイルサーバーは、社員の時間を奪う静かなコストです。Googleドライブの強力な検索機能とバージョン管理、そして私たちが提案する「ルール作り」で、会社の知識を“資産”に変える方法を解説します。

はじめに:あなたの会社のファイルサーバーは「魔境」になっていませんか?

「最新の見積書はどれ?」「〇〇さんしか知らないファイルがある」「必要な資料を探すだけで30分…」そんな声が聞こえてきたら要注意。整理されていないファイルサーバーは、社員の貴重な時間を奪い、会社の生産性を静かに蝕む要因です。その問題を、Googleドライブは根本から解決します。

なぜGoogleドライブなのか?ただのクラウドストレージではない3つの理由

Googleドライブは、単にファイルをネット上に置くだけの場所ではありません。会社の情報を「資産」として活用するための強力な機能が備わっています。

  • 理由1:Google検索並みの「超」強力な検索機能
    ファイル名だけでなく、PDFや画像の中の文字まで含めて検索対象になります。まるで自社専用のGoogleで検索するように、必要な情報を一瞬で見つけ出すことができます。
  • 理由2:「最新版はどれ?」問題からの解放
    ファイルごとに変更履歴が自動で保存されるため、「見積書_最終版_v3(本当に最終).xlsx」のようなファイルが乱立することはありません。誰が・いつ・どこを変更したかが一目瞭然で、必要なら過去のバージョンにいつでも戻せます。
  • 理由3:鉄壁かつ柔軟な「共有設定」
    フォルダ全体は社内限定にしつつ、その中の特定のファイルだけを外部のパートナーに「閲覧のみ」で共有する、といった柔軟な権限設定が可能です。情報漏洩のリスクを最小限に抑えながら、スムーズな共同作業を実現します。

最重要ポイント:ツール導入だけではダメ。「ルール作り」こそが成功の鍵

しかし、ただファイルをGoogleドライブに移行するだけでは、結局クラウド上に新たな「魔境」が生まれるだけです。最も重要なのは、自社の業務に合わせた、誰にでも分かりやすいフォルダ構成と命名規則の「ルール」を最初に決めることです。

  1. フォルダ構成のルール:「部署別」に分けるのか、「案件ごと」に時系列で管理するのか。会社の業務フローに合わせて最適な形を設計します。
  2. ファイル命名のルール:「日付_案件名_作成者.pdf」のように、誰が見ても内容が推測できる命名規則を統一します。
  3. 権限管理のルール:どの部署が、どのフォルダまでアクセスできるのか。役職に応じた権限設定のルールを明確にします。

まとめ:私たちと一緒に、会社の「知のデータベース」を創りましょう

Googleドライブという強力なツールと、業務に即した最適な「ルール」。この2つが揃って初めて、会社のファイルは単なるデータの集まりから、未来の経営を支える「知のデータベース」へと進化します。私たちセイユーネットワークシステムは、ツールの導入だけでなく、お客様の会社に最適な「ルール作り」から伴走支援するパートナーです。「ファイル整理、何から手をつければ…」とお悩みなら、ぜひ一度ご相談ください。

2025-08-25 Google Workspace

あなたのカレンダー、会議で埋まっていませんか?Googleカレンダーで「自分の時間」を取り戻す3つの方法

ただのスケジュール管理ツールだと思ったら大間違い。Googleカレンダーには、無駄な会議や調整時間を減らし、本当に集中すべき仕事の時間を確保するための強力な機能が隠されています。週の始まりに知っておきたい、生産性を上げるためのヒントをご紹介します。

はじめに:カレンダーは「守る」もの、という新常識

あなたのGoogleカレンダーは、他人からの会議出席依頼で埋め尽くされていませんか?本来、カレンダーは受動的に埋められるものではなく、自分の最も重要な仕事を進めるために、能動的に「デザイン」するものです。今回は、Googleカレンダーを使って、会議に追われる毎日から脱却し、生産性を最大化するための3つの方法をご紹介します。

活用術1:日程調整のメール往復をゼロにする「予約スケジュール」

お客様や取引先との日程調整で、何度もメールを往復させるのは時間の無駄です。Googleカレンダーの「予約スケジュール」機能を使えば、その手間を完全に無くせます。

  • 使い方:自分が対応可能な曜日や時間帯を設定した、自分専用の「予約ページ」を作成し、そのURLをお客様に送るだけ。
  • 得られる効果:お客様は、あなたの空き時間を一目で確認し、都合の良い時間をクリックするだけで予約が完了します。予約が入ると、あなたのカレンダーに自動で予定が登録され、Web会議のリンクも自動で発行。日程調整にかかっていた時間が、文字通りゼロになります。

活用術2:「集中時間」を宣言し、会議の割り込みを防ぐ

「よし、この企画書を集中して仕上げるぞ!」と思った矢先に、会議の招待が届いて集中が途切れてしまう…。そんな経験はありませんか?「集中時間」機能を使えば、その時間を聖域として守ることができます。

  • 使い方:カレンダー上で「集中時間」を設定すると、その時間帯は自動的に会議の招待を辞退するよう設定できます。
  • 得られる効果:他の人があなたのカレンダーを見た時に「今は集中時間なのだな」と一目で分かり、安易な会議設定を防げます。自分の時間を主体的に確保し、質の高いアウトプットを生み出すための重要な機能です。

活用術3:会議に費やす時間を「分析」し、改善する

自分がどれくらいの時間を会議に費やしているか、正確に把握していますか?Googleカレンダーには、働き方を分析・改善するための「分析情報」機能があります。

  • 使い方:「分析情報」パネルを開くと、自分が会議に費やした時間の割合や、よく会議をする相手などが自動で可視化されます。
  • 得られる効果:「定例会議が多すぎるかもしれない」「この会議は本当に必要か?」といった、働き方を見直すための客観的なデータが得られます。データに基づいて会議を最適化し、チーム全体の生産性を向上させることができます。

まとめ:カレンダーを制する者が、仕事を制する

Googleカレンダーは、使い方次第で、単なるスケジュール帳から生産性向上のための戦略的ツールへと進化します。私たちセイユーネットワークシステムは、こうしたツールの便利な機能をお伝えするだけでなく、お客様の会社の働き方に合わせて「どう使えば最も効果的か」という運用ルールの設計までお手伝いします。多忙な毎日から抜け出すための一歩を、一緒に踏み出しましょう。

2025-08-21 DX推進

『一人情シス』を、会社の未来を創る『IT戦略室』へ。

日々のトラブル対応に追われ、本来やるべきDX推進に手が回らない...。そんな『一人情シス』を、Google Workspaceと私たちの伴走支援で、会社の成長を牽引する『IT戦略室』へと変革します。

はじめに:御社のIT担当、日々の「火消し」だけで一日が終わっていませんか?

中小企業において、IT担当者はしばしば「一人情シス」として、日々のトラブル対応に忙殺されています。しかし、それは会社の大きな機会損失かもしれません。その担当者が持つ潜在能力を、会社の未来を創るための戦略的な時間に変えること。それこそが、私たちが提案する新しいITパートナーシップです。

ステップ1:Google Workspaceで、戦略的な時間を「生み出す」

まず、日々の大半を占める定型的なIT管理業務を、Google Workspaceの力で徹底的に効率化・自動化し、攻めのIT戦略に使うための時間を創出します。

  • 問い合わせ対応の削減:パスワード管理を不要にする「パスキー」の導入や、よくある質問をまとめた社内ポータル(Googleサイト)の構築で、問い合わせそのものを減らします。
  • アカウント管理の簡素化:クラウドベースで一元管理できるため、入退社に伴うアカウント発行・停止作業が驚くほど簡単になります。
  • 高度なセキュリティの標準装備:世界最高水準の迷惑メールフィルターやウイルス対策が標準装備。担当者が常に脅威に目を光らせる必要はありません。

ステップ2:私たちが「IT戦略室」として、攻めのDXを共に推進する

Google Workspaceによって生まれた貴重な時間を使い、私たちは「一人情シス」の方を孤独な担当者から、社内のDXをリードする戦略家へと変革するお手伝いをします。私たちは単なる業者ではなく、御社のチームの一員として動く「フォワードデプロイドエンジニア」です。

  1. 経営課題と現場をつなぐ翻訳者に:経営層が描くビジョンと、現場が抱える課題。その両方を理解し、ITでどう解決できるかを具体的に計画します。
  2. AppSheetで業務改革を高速で実現:担当者の方と一緒に現場の業務を見ながら、その場でAppSheetのサンプルアプリを構築。「こんなものが欲しかった」を最速で形にします。
  3. GASで会社の生産性を最大化:請求書発行やデータ集計など、部署をまたがる定型業務をGoogle Apps Scriptで自動化し、会社全体の生産性を向上させます。

まとめ:「コストセンター」から「プロフィットセンター」へ

「一人情シス」を、単なるコスト部門から、会社の利益を生み出す戦略部門へと昇華させる。本当に必要なのは、日々の雑務を減らす**「仕組み(Google Workspace)」**と、未来への戦略を共に考え、実行してくれる**「パートナー(私たちセイユー)」**です。この両輪が揃って初めて、ITは会社の成長を牽引する力となるのです。もし、あなたの会社のIT担当者が日々の業務に追われているなら、それは成長のチャンスかもしれません。ぜひ一度、私たちに声をかけてください。

2025-08-20 Google Workspace

「ただのアンケートツール」で終わらせない!Googleフォームが会社の情報収集を変える3つの活用術

社内の申請業務、お客様からの問い合わせ、日々の業務報告…。Googleフォームを使えば、これら全てをペーパーレス化し、情報を自動で集計・整理できます。意外と知られていない、ビジネスを効率化する実践的な使い方をご紹介。

はじめに:情報の入り口、バラバラになっていませんか?

電話、メール、口頭、手書きのメモ…。社内外からの情報や依頼が様々な方法で寄せられ、「あの件、誰がどこまで対応したっけ?」と混乱することはありませんか?Googleフォームは、そうした情報の「入り口」を一つにまとめる、非常にシンプルで強力なツールです。アンケートだけでなく、会社のあらゆる情報収集の仕組みを劇的に改善します。

活用術1:社内のあらゆる「申請・依頼」の受付窓口にする

総務やIT担当への依頼など、社内の様々な申請業務をフォーム化することで、抜け漏れを防ぎ、管理を効率化できます。

  • 具体的な用途:備品の発注依頼、PCのトラブル報告、休暇申請、経費精算など。
  • 得られる効果:申請内容が統一され、必要な情報が必ず手に入ります。回答は自動でスプレッドシートに記録されるため、対応状況の管理も簡単。担当者への通知も自動化できます。

活用術2:お客様との接点を強化する「24時間対応の窓口」にする

Webサイトに設置するだけで、お客様からのコンタクトを24時間365日、自動で受け付けることができます。

  • 具体的な用途:Webサイトからの問い合わせフォーム、イベントやセミナーの申し込みフォーム、簡単なアンケートや資料請求フォームなど。
  • 得られる効果:頂いた問い合わせはスプレッドシートに自動でリスト化され、顧客データベースとして活用できます。担当部署への通知や、お客様への自動返信メールも設定可能です。

活用術3:現場からの「日報・報告」をスマホで完結させる

外出先や現場から、スマートフォンを使って簡単かつ統一されたフォーマットで報告を上げてもらう仕組みが作れます。これは、将来のデータ活用のための重要な第一歩です。

  • 具体的な用途:営業担当者の訪問日報、建設現場からの作業報告(写真添付も可能)、店舗の売上報告など。
  • 得られる効果:手書きやメールでの報告と違い、データが自動でスプレッドシートに蓄積されます。この整理されたデータは、将来的にAppSheetでアプリ化したり、Geminiで分析したりするための、非常に価値のある「資産」となります。

まとめ:データ活用の第一歩は、情報の「入り口」を整えることから

Googleフォームは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩である「デジタイゼーション(アナログ情報のデジタル化)」を、誰でも簡単に実現できるツールです。「うちの会社のこの業務、フォームで簡単にできるかも?」と思いついたら、それは業務改善の大きなチャンスです。どんなフォームを作れば良いか、集めたデータをどう活用するか、私たちセイユーネットワークシステムが最適な方法をご提案します。

2025-08-19 AppSheet

ハンコとメールにサヨナラ!AppSheetで作る「スマホ承認フロー」で意思決定を高速化する方法

「部長が出張中で見積書の承認がもらえない…」「あの稟議、今どこで止まってる?」そんな経験ありませんか?AppSheetを使えば、時代遅れの承認フローを、いつでもどこでもスマホで完結できる仕組みに変えられます。

はじめに:「承認待ち」が、ビジネスのブレーキになっていませんか?

見積書の承認、経費の精算、休暇の申請…。ビジネスのあらゆる場面で発生する「承認」というプロセス。しかし、その多くが未だに紙への押印や、メールの往復で行われており、承認者の不在による「待ち時間」が、ビジネスのスピードを大きく損なっています。そのボトルネック、AppSheetで解消しませんか?

旧来の承認フローが抱える、致命的な欠点

紙やメールでの承認フローには、見過ごせない多くの問題が潜んでいます。

  • スピードの欠如:承認者がオフィスにいなければ、プロセスは完全にストップ。出張や外出が多い役職者ほど、ボトルネックになりがちです。
  • 進捗の不透明さ:申請した書類が「今、誰の手元にあるのか」が分からず、確認のために電話やメールをする手間が発生します。
  • 無駄な紙と作業:書類を印刷し、ハンコをもらうために社内を歩き回り、承認後はファイリング…。これら全てが、本来の業務ではない「付帯作業」です。
  • リモートワークとの相性の悪さ:オフィスにいないと承認が進まない仕組みは、柔軟な働き方を阻害する大きな要因となります。

AppSheetが実現する「次世代の承認フロー」

AppSheetを使えば、これらの問題を一挙に解決する、スマートな承認アプリを構築できます。

  1. スマホにプッシュ通知が届く:申請が提出されると、承認者のスマートフォンに即座に通知が届きます。
  2. いつでも、どこでも、スマホで承認:承認者は、外出先や移動中でも、スマホアプリ上で申請内容を確認し、「承認」「却下」ボタンをタップするだけで決裁が完了します。
  3. リアルタイムで進捗を可視化:申請者も承認者も、アプリを開けば全ての申請案件のステータスが「申請中」「承認済み」「却下」など、一目で分かります。
  4. 完全ペーパーレス化と自動記録:申請から承認までの全プロセスがデジタルで完結。誰が、いつ、何を承認したかの記録も自動で残り、コンプライアンス強化にも繋がります。

まとめ:会社の「スピード」は、承認フローで決まる

会社の意思決定の速さは、そのままビジネスの競争力に直結します。AppSheetによる承認フローの改善は、単なる業務効率化に留まらず、会社全体のスピードを向上させるための重要な一手です。「うちの会社のこの申請、アプリにできないかな?」と思いついたら、それはDXのチャンスです。ぜひ私たちセイユーネットワークシステムにご相談ください。

2025-08-18 AppSheet

その案件管理Excel、誰が更新したか分かりますか?「Excel職人」から卒業するAppSheet活用術

「最新版はどれ?」「関数が壊れてる!」…そんなExcelあるある、もう限界ではありませんか?属人化したExcel管理は、ミスを誘発し、会社の成長を妨げる大きなリスクです。AppSheetがその問題をどう解決するのか、具体的に解説します。

はじめに:あなたの会社に「Excel職人」はいませんか?

その人がいないと更新できない、複雑な関数とマクロで作り込まれた案件管理表。担当者ごとに微妙にフォーマットが違う見積書ファイル。最新版がどれか分からず、結局電話で確認…。心当たりはありませんか?特定の個人のスキルに依存した「Excel運用」は、見えないコストとリスクを日々生み出し続けています。

「Excel管理」が引き起こす、3つの大きな問題点

便利に見えるExcelですが、複数人での情報共有には向いていません。以下のような問題が発生しがちです。

  • 問題1:リアルタイム性がなく、情報が錯綜する:誰かがファイルを開いていると編集できなかったり、「最新版」のファイルが複数生まれたり…。常に古い情報を見て判断してしまう危険性があります。
  • 問題2:入力ミスや関数の破損:手入力によるミスや、誰かが誤って数式を消してしまうといったトラブルが後を絶ちません。データの信頼性が揺らぎ、手戻りが発生します。
  • 問題3:外出先から更新できない:現場で発生した重要な情報を、会社に戻るまで報告・更新できないため、対応が遅れてしまいます。

AppSheetが「Excelの弱点」を完璧に補う

AppSheetは、今お使いのExcelやGoogleスプレッドシートをデータ置き場(データベース)としてそのまま活用し、その上にスマートフォンやタブレットで使える「アプリ」の操作画面を被せるイメージです。これにより、Excelの弱点を克服し、以下のような世界が実現します。

  1. いつでも全員が最新情報を共有:データはクラウド上のただ一つ。誰がどこで更新しても、即座に全員に反映されます。「あの件どうなった?」という確認作業がなくなります。
  2. 入力ルールをアプリで統一:ドロップダウンリストからの選択式にしたり、必須項目を設定したりすることで、入力ミスや入力漏れを仕組みで防ぎます。データの質が劇的に向上します。
  3. 現場からスマホで簡単報告:外出先の営業担当者や、現場の作業員が、その場でスマホから案件の進捗や作業完了報告を入力できます。写真付きの報告も簡単です。

まとめ:Excelは「卒業」するのではなく、「進化」させる

AppSheetは、これまで慣れ親しんだExcelやスプレッドシートの資産を無駄にすることなく、より安全で効率的な業務フローへと進化させるための最適なツールです。「うちの会社のあのExcelも、アプリにできるだろうか?」そう思われたら、ぜひ一度私たちセイユーネットワークシステムにお見せください。お客様の業務に最適なアプリの形を、一緒に考え、その場で形にしてみせます。

2025-08-17 Google Workspace

休暇明けの会議を効率化!Google MeetのAI機能で「ただの報告会」を卒業する方法

長い休み明けのキャッチアップ会議、議事録作成、タスクの確認...。その時間、AIで半分にしませんか?Google Meetに搭載されたGeminiの驚くべき機能と、明日から使えるスマートな会議術をご紹介します。

はじめに:会議は重要。でも、議事録作成やタスク管理に追われていませんか?

休み明けのキャッチアップなど、チームで集まる会議は不可欠です。しかし、会議後の議事録作成や、「誰が・何を・いつまでにやるか」の整理といった付随する作業に、本来の業務時間が奪われていませんか?その面倒な作業こそ、Google Meetに搭載されたAIアシスタント「Gemini」が解決します。

Gemini in Meetが会議の常識を変える!

Google WorkspaceのAI、Geminiは、あなたのオンライン会議を「ただの報告会」から「創造的な議論の場」へと進化させます。

  • AIによる自動議事録&要約:もう誰も議事録を取る必要はありません。Geminiが会議内容を自動で文字起こしし、会議終了後には要点をまとめたサメリーと、決定事項・タスク(誰が・いつまでに・何をするか)をリストアップしてくれます。
  • リアルタイム字幕&翻訳:海外の取引先や、外国籍のメンバーとの会議もスムーズに。60以上の言語に対応したリアルタイム翻訳機能が、言語の壁を取り払います。
  • 会議の録画と共有:参加できなかったメンバーも、後から会議の全容を録画で確認できます。AIが生成した要約と合わせて見れば、短時間で情報をキャッチアップ可能です。

AIだけじゃない!明日からできるスマートな会議術

最新AIの活用と合わせて、Google Workspaceの基本機能を使いこなすことで、会議の質はさらに向上します。

  1. アジェンダを「Googleドキュメント」で事前共有:会議の目的と議題を事前に明確にすることで、参加者全員が準備万端で臨め、議論が脱線するのを防ぎます。
  2. 会議時間は「あえて短く」設定:Googleカレンダーで会議を設定する際、「迅速な会議」オプションを使えば、30分の予定が25分に。限られた時間で結論を出す意識がチームに生まれます。
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    まとめ:会議の質は、会社の成長スピードに直結する

    会議は、会社の未来を決める重要な場です。その時間をいかに効率的で、創造的なものにするか。Google Workspaceには、そのためのツールが全て揃っています。「うちの会社の会議も、もっと良くしたい」と感じたら、ぜひ私たちセイユーネットワークシステムにご相談ください。ツールの設定から、効果的な運用ルールの構築まで、お客様の会社の成長を加速させる会議改革を、私たちが全力でサポートします。

2025-08-16 DX推進

休み明けの受信トレイは危険がいっぱい!Google Workspaceでできるセキュリティ総点検

長期休暇明けに溜まった大量のメール。急いで処理したい気持ちは分かりますが、その油断をサイバー犯罪者は見逃しません。不審なメールから会社を守るために、Google Workspaceに標準搭載されている強力なセキュリティ機能と、今すぐ確認すべき設定を解説します。

はじめに:そのメール、本当に「本物」ですか?

長期休暇明けは、一年で最もフィッシング詐欺などのサイバー攻撃が成功しやすい時期と言われています。大量の未読メールを前に「早く片付けないと」という焦りから、普段なら見抜けるはずの偽メールのリンクを、ついクリックしてしまう…。そんなヒューマンエラーは誰にでも起こり得ます。だからこそ、個人の注意深さに頼るだけでなく、仕組みで会社を守ることが重要なのです。

Google Workspaceが誇る「鉄壁の守備」

実は、Google Workspaceには、特別な設定をしなくても、世界最高水準のセキュリティ機能が標準で備わっています。

IT関連の調査会社のレポートを参考にすると、従業員一人が迷惑メールの処理に費やす時間は年間50時間にも及ぶという試算があります。年間の勤務日数を240日と仮定すると、毎日約12.5分もの時間が奪われている計算です。これは単にメールを削除する時間だけではありません。一度集中が途切れると、再び元の業務のペースを取り戻すにはさらに時間が必要です。この「見えないコスト」が全従業員分積み重なると、会社全体では膨大な損失になります。

Google Workspaceを導入するということは、この無駄な時間を削減し、社員が本来の価値ある仕事に集中できる環境を手に入れることと同義なのです。

  • AIによる迷惑メール・フィッシング詐欺の自動検出:Gmailには、毎日何十億もの脅威をブロックしている強力なAIフィルターが搭載されています。不審なメールは自動で迷惑メールフォルダに振り分けられたり、「このメールは危険な可能性があります」といった警告が表示されたりします。
  • 安全でないリンクへの警告:メール本文中のリンクにカーソルを合わせるだけで、リンク先をプレビューし、Googleの安全なブラウジングデータベースと照合して危険性を警告してくれます。
  • 不審な添付ファイルのブロック:ウイルスが含まれている可能性のある添付ファイルは、開く前に自動的にブロックされ、ユーザーに警告します。

今すぐ確認!会社を守るために設定すべき2つのこと

標準機能も強力ですが、さらにセキュリティを高めるために、すべての企業に設定を強く推奨している項目が2つあります。

  1. 2段階認証プロセスの有効化:万が一、社員のIDとパスワードが漏洩してしまっても、スマートフォンなど本人のデバイスがないとログインできないようにする仕組みです。不正アクセスに対する最後の砦であり、セキュリティ対策の基本中の基本です。
  2. パスキーの利用推進:パスワード自体を使わず、スマホの指紋認証や顔認証でログインする最新技術です。フィッシング詐欺を原理的に不可能にするため、セキュリティと利便性を両立する究極の解決策と言えます。

まとめ:セキュリティ対策は「専門家」にお任せください

「設定方法がよく分からない」「うちの会社のセキュリティは大丈夫だろうか?」そんな不安を感じたら、ぜひ私たちにご相談ください。セイユーネットワークシステムは、Google Workspaceの導入支援だけでなく、お客様の会社の規模や働き方に合わせた最適なセキュリティ設定のご提案から実装までをサポートします。安心できるIT環境の構築は、会社の成長に不可欠な土台です。私たちと一緒に、鉄壁の守りを固めましょう。

2025-08-14 Google Workspace

お盆休みでもビジネスは止めない!Google Workspaceで実現する「どこでもオフィス」体制

「担当者が休みで連絡がとれない」「急な案件対応で、結局オフィスに出社…」そんなお盆休みあるある、もう終わりにしませんか?Google Workspaceがあれば、場所にとらわれず、チームで柔軟に業務を継続できます。その具体的な方法をご紹介します。

はじめに:しっかり休み、でもビジネスは止めない

お盆休みは、多くの企業にとってリフレッシュのための大切な期間です。しかし、お客様からの急な連絡や、予期せぬトラブル対応など、ビジネスを完全に止めるのが難しいのも事実。そんなジレンマを解決するのが、Google Workspaceを活用した「場所にとらわれずに働ける体制づくり」です。最小限の対応で、最大限の休息を。そのための具体的な方法を見ていきましょう。

状況1:「担当者不在」による業務停滞を防ぐ

「その資料、休暇中の〇〇さんのPCにしか入っていない…」これでは業務が完全に止まってしまいます。情報の属人化は、長期休暇の際に大きなリスクとなります。

  • Googleドライブでファイル共有:全ての業務ファイルを案件ごと・部署ごとにクラウドで一元管理。必要な人がいつでも、どこからでも安全にファイルにアクセスできます。もう「〇〇さん待ち」は発生しません。
  • 共有カレンダーで不在状況を可視化:誰がいつ休むのかをチーム全員が把握できるため、休暇前に業務の引継ぎや担当の割り振りをスムーズに行えます。

状況2:休暇中のメンバーに頼らない「チーム対応」の仕組み

お客様からの問い合わせ対応を、一人の担当者に任せきりにしていませんか?チームで対応する仕組みがあれば、誰もが安心して休むことができます。

  • 共有メールボックス(Googleグループ):「info@」などの代表アドレスをチーム全員で受信・管理。誰かが対応すれば、全員が状況を把握できるため、返信漏れや二重対応を防ぎます。
  • Google Chatのスペース活用:案件ごとにチャットルーム(スペース)を作成。過去のやり取りがすべて残っているため、休暇中の担当者に代わって、他のメンバーが経緯をすぐに理解し、お客様に対応できます。

状況3:緊急時でも慌てない、遠隔からのスムーズな連携

どうしても休暇中に対応が必要な緊急事態が発生。そんな時でも、わざわざオフィスに出社する必要はありません。

  • Google Meetでどこでも会議:スマートフォンやPCがあれば、どこにいてもすぐにWeb会議を開始できます。顔を見ながら状況を共有することで、迅速かつ的確な判断が下せます。
  • スマートフォンで資料の確認・承認:外出先からでも、送られてきた見積書や資料をスマホで確認し、コメントや承認作業を行うことができます。ビジネスのスピードを落としません。

まとめ:柔軟な働き方は、会社の「強さ」になる

Google Workspaceで「どこでもオフィス」体制を整えることは、単に休暇を取りやすくするだけではありません。災害時などの不測の事態にも対応できる、変化に強い、しなやかな組織を作り上げることにも繋がります。私たちセイユーネットワークシステムは、ツールの導入だけでなく、お客様の会社の状況に合わせた最適な運用ルール作りまで、しっかりとサポートいたします。この夏を機に、新しい働き方を一緒に考えてみませんか?

2025-08-12 DX推進

パスワードの時代はもう終わり?中小企業こそ知るべき『パスキー』のすごい実力

「またパスワード忘れた…」「このサイト、どのパスワードだっけ?」そんな経験、ありませんか?パスワードの管理は、今や企業の大きなセキュリティリスクです。その悩みを根本から解決する新技術「パスキー」を分かりやすく解説します。

はじめに:パスワード管理は、もはや限界です

サービスごとに異なる複雑なパスワードを覚え、定期的に変更し、そして時には漏洩の危険に怯える…。パスワードにまつわる悩みは、従業員の生産性を下げ、企業のセキュリティを脅かす大きな要因となっています。この問題を解決するために登場したのが、パスワードに代わる新しい認証技術「パスキー」です。

パスキーって、そもそも何?

パスキーを一言で表すなら、「あなたのスマホやPC自体が鍵になる仕組み」です。パスワードのように「覚える文字」ではなく、あなたが持っているデバイス(スマートフォンやパソコン)に保存された「デジタルの鍵」を使ってログインします。操作は非常に簡単です。

  • Webサイトやアプリにログインする際、パスワード入力欄はありません。
  • 代わりに、お使いのデバイスのロックを解除するだけ。
  • 例えば、スマートフォンの指紋認証や顔認証、パソコンのPINコード入力などでログインが完了します。

もう、複雑なパスワードを覚えたり、使い回したりする必要は一切ありません。

なぜパスワードより圧倒的に安全なのか?

パスキーの最大のメリットは、その卓越した安全性にあります。パスワードが抱える根本的な弱点を、パスキーはテクノロジーで克服しています。

  • フィッシング詐欺に遭わない:パスキーは特定のウェブサイトやアプリに紐づいているため、偽サイトに誘導されても鍵が機能しません。つまり、パスワードを盗み取られるという概念自体がなくなります。
  • 情報漏洩に強い:サーバーにはあなたの「デジタルの鍵」そのものではなく、公開鍵と呼ばれる情報しか保存されません。万が一、サービス提供元のサーバーが攻撃されても、あなたの鍵が盗まれることはありません。
  • 使い回しによるリスクがゼロ:パスキーはサイトごとに自動で作成されるため、一つのサイトで問題が発生しても、他のサイトには一切影響しません。

中小企業にこそ、パスキー導入をおすすめする理由

「うちは小さい会社だから関係ない」と思っていませんか?いいえ、むしろ逆です。IT担当者が限られる中小企業にこそ、パスキーは大きなメリットをもたらします。

  1. セキュリティレベルの飛躍的向上:従業員のパスワード管理に頼ることなく、会社全体として極めて高いセキュリティレベルを簡単に実現できます。
  2. IT担当者の負担を大幅に軽減:「パスワードを忘れました」という問い合わせ対応は、IT担当者の時間を奪う大きな要因です。パスキー導入で、この業務はほぼゼロになります。
  3. 従業員の生産性向上:ログインのたびにパスワードを探したり、再設定したりする無駄な時間がなくなり、従業員は本来の業務に集中できます。

まとめ:パスワードレスの未来へ

パスキーは、Google、Apple、Microsoftといった大手企業が推進しており、今後ますます普及していくことは間違いありません。会社の重要な情報資産を守り、従業員の生産性を向上させるために、今からパスキーへの移行を検討してみてはいかがでしょうか。「何から始めればいいか分からない」という場合もご安心ください。私たちセイユーネットワークシステムが、お客様の環境に合わせた最適な導入プランをご提案します。

2025-07-30 Google Workspace

「大企業だけのもの」はもう古い!Google Workspaceが中小企業の最強の武器になる理由

人手不足、ITコスト、情報共有…そんなお悩み、実はGoogle Workspaceがまとめて解決します。専門知識不要のアプリ開発(AppSheet)から、優秀なAIアシスタント(Gemini)まで。ただのツール導入で終わらせない、私たちセイユーならではの伴走支援についても解説します。

なぜ、今こそ中小企業にGoogle Workspaceなのか?

「グループウェアは大企業が使うもの」「ITに詳しい社員がいないと無理」…そう思っていませんか?実は、Google Workspaceは、人手や予算が限られる中小企業にこそ、最大の効果を発揮する「経営の武器」なのです。その理由を、最新のAI機能も交えてご紹介します。

理由1:圧倒的なコストパフォーマンスと「働き方改革」の実現

まず魅力的なのは、その導入しやすさです。

  • 低コストで始められる:高価なサーバーや専門のIT担当者は不要。月額数百円から、メール、カレンダー、オンラインストレージなどビジネスに必要なツール一式が揃います。
  • いつでも、どこでもオフィスに:PC、スマホ、タブレットがあれば、自宅や外出先が安全なオフィスに。急な対応やリモートワークにも柔軟に対応できます。
  • 情報共有が驚くほどスムーズに:リアルタイムで複数人が同時に資料を編集可能。「〇〇さん待ち」の時間がなくなり、意思決定がスピードアップします。

理由2:専門知識ゼロでも作れる「自社専用アプリ」(AppSheet)

「在庫管理システムが欲しいけど、開発費が高い…」「日報をExcelで管理しているが、集計が大変…」そんなお悩みはありませんか?Google Workspaceに含まれるAppSheetを使えば、プログラミングの知識がなくても、まるでブロックを組み立てるように自社にぴったりの業務アプリが作れます。高価な専用システムを導入することなく、現場の課題をスピーディに解決できるのです。

理由3:全社員に「優秀なアシスタント」が付く(Gemini)

最新AIのGeminiが、Gmailやドキュメントなど、普段使っているツールの中で直接あなたをサポートします。「先週のA社との打ち合わせメールを要約して」「このデータからグラフを作って」「新商品の提案書の下書きを作って」といった指示を出すだけで、面倒な作業をAIが肩代わり。全社員の生産性を飛躍的に向上させます。

では、なぜパートナーにセイユーを選ぶべきなのか?

私たちは、ただGoogle Workspaceのライセンスを販売する会社ではありません。中小企業の現場を知り尽くした「ITのパートナー」です。

  • 「宝の持ち腐れ」にさせません:導入して終わり、ではなく、お客様の業務に合わせて「こう使えばもっと便利になる」という具体的な活用法まで徹底的に伴走します。
  • AppSheetでのアプリ開発まで支援:「こんなアプリが欲しい」というご要望があれば、私たちがお客様と一緒にアプリを構築。業務改善を形にします。
  • ITに関するお悩みを丸ごと解決:Google Workspaceだけでなく、社内のITに関するあらゆるお悩みをワンストップでサポートできる体制があります。

まとめ:Google Workspaceは、会社の未来を創る「投資」です

Google Workspaceは、単なる経費ではなく、会社の成長を加速させるための「投資」です。そして、その投資効果を最大化させるのが、私たちセイユーネットワークシステムの役目です。「何から始めればいいか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。お客様の会社の未来を、ITの力で一緒に創り上げていきましょう。

2025-07-20 Google Workspace

あなたの会社だけの専門家AI『NotebookLM』とは?最新機能と企業活用5選

社内マニュアルや議事録、提案書など、会社に眠る大量の資料。それを全部記憶した「自社専門のAIアシスタント」がいたら便利だと思いませんか?最新AIのGemini 1.5 Proを搭載し、日本語にも対応したNotebookLMのすごい機能と活用法を解説します。

はじめに:「ググる」では見つからない答えが、ここに。

NotebookLMは、あなたがアップロードした資料だけを情報源として、質問に答えたり、文章を作成したりするAIツールです。インターネットの膨大な情報ではなく、あなたの会社の独自情報に基づいた回答を生成するため、まさに「社内の専門家」として機能します。最新のAIモデル「Gemini 1.5 Pro」を搭載し、ついに日本語にも本格対応。活用の幅が大きく広がりました。

何が新しくなった?NotebookLM 最新アップデート

最近のアップデートで、NotebookLMはさらに賢く、使いやすくなりました。

  • Gemini 1.5 Pro搭載:より高度な読解力と対話能力を獲得し、複雑な資料の内容も深く理解できるようになりました。
  • 多様な情報源に対応:従来のGoogleドキュメントやPDFに加え、GoogleスライドやWebサイトのURLも情報源として読み込めます。
  • 音声での要約機能:読み込ませた資料の要約を、AIが音声で解説してくれます。移動中などの「ながら学習」に最適です。
  • インライン引用:AIが生成した回答のどの部分が、資料のどの箇所に基づいているのかを正確に示してくれるため、情報の信頼性が格段に向上しました。

企業のこんなシーンで大活躍!NotebookLM活用アイデア5選

では、この賢いAIを実際の業務でどう活かせるのでしょうか?私たちがお勧めする活用シーンを5つご紹介します。

  1. 対話形式の新人研修:山のような研修資料やマニュアルを全て読み込ませれば、新入社員がいつでも質問できる「教育係AI」が完成。「〇〇の申請方法は?」といった質問に、資料に基づいて即座に回答してくれます。
  2. 営業提案の高速化:過去の提案書や顧客の資料を読み込ませ、「顧客の課題に基づいた提案の切り口を3つ考えて」と指示。経験の浅い営業担当者でも、質の高い提案が可能になります。
  3. 会議議事録の「使える資産」化:複数の議事録を読み込ませ、「Aプロジェクトに関する過去の決定事項と担当者をリストアップして」と依頼。過去の経緯を瞬時に把握し、次のアクションに繋げます。
  4. 採用面接の質向上:応募者の履歴書や職務経歴書を読み込ませ、「この候補者の経験について、深掘りすべき質問を5つ作成して」と指示。より的確な質問で、候補者の能力を見極めます。
  5. 専門分野の情報収集と分析:複数の業界レポートやWeb記事を読み込ませ、「最新の市場動向と競合の動きを要約して」と依頼。情報収集と分析の時間を大幅に短縮します。

まとめ:社内に眠る「知識」を、会社の「力」に変える

NotebookLMは、これまで活用しきれていなかった社内の膨大なドキュメントを、誰もが使える「知識ベース」へと昇華させる可能性を秘めています。「うちの会社でも、こんな風に使えないだろうか?」そんなアイデアが浮かんだら、ぜひ私たちセイユーネットワークシステムにご相談ください。お客様の業務に最適なAI活用法を、一緒に考え、実現します。

2025-07-15 Google Workspace

「それってChatGPTと何が違うの?」Google WorkspaceのAI『Gemini』を徹底解説!

最近話題のAI、Gemini。でも「ChatGPTと何が違うの?」と思っていませんか?実は、いつもの業務で使うGmailやドキュメント、スプレッドシートの中で、あなたの会社の情報を元に動く、賢くて安全な相棒なんです。その実力を分かりやすく解説します。

はじめに:あなたの会社だけの「賢いアシスタント」

「Gemini」は、単に質問に答えるだけのAIではありません。Google Workspaceに統合されているため、あなたの会社のGmail、ドキュメント、スプレッドシートといった社内データを安全に理解し、それを踏まえて作業を手伝ってくれるのが最大の特徴です。外部のAIに社内情報を入力することに抵抗があった方も、これなら安心。まさに、新入社員を一人雇うかのような体験ができます。

具体的に何ができるの?業務シーン別活用術

Geminiは、あなたが毎日使っているGoogleの各種ツールを、さらに強力な武器に変えてくれます。

  • Gmailでの活用:長文メールの要約、丁寧な返信メールの作成、会議の議事録からのタスク洗い出しなど、メール作成や処理にかかる時間を劇的に短縮します。
  • ドキュメントでの活用:ブログ記事の構成案作成、プレスリリースの下書き、ブレインストーミングの壁打ち相手など、文章作成のあらゆる場面でアイデアを提供します。
  • スプレッドシートでの活用:「〇〇管理表を作って」と指示するだけで、目的に合った表を自動で作成。複雑な関数の知識がなくても、データ整理や分析が可能です。
  • スライドでの活用:「新商品の特徴をまとめたスライドを作って」と頼むだけで、構成からデザイン、さらにはプレゼン用の画像まで自動で生成。資料作成の時間を大幅に削減できます。

こんな企業様にこそ使ってほしい!

Geminiは、特に以下のようなお悩みを持つ企業様にこそ、その真価を発揮します。

  • 人手が足りず、一人が何役もこなしている。
  • 資料作成やメール対応に時間がかかり、本来の業務に集中できない。
  • もっと効率的に、質の高いアウトプットを出したい。
  • AIに興味はあるが、セキュリティ面が不安で導入に踏み切れなかった。

まとめ:AIを「賢い相棒」に

Gemini for Google Workspaceは、日々の定型業務を自動化し、創造的な仕事に集中するための時間を生み出してくれる強力なツールです。私たちセイユーネットワークシステムは、Geminiの導入支援はもちろん、お客様の業務に合わせた具体的な活用方法まで、丁寧にコンサルティングいたします。「AIを導入して、会社の生産性を上げたい!」そうお考えなら、ぜひ一度私たちにご相談ください。

2025-07-08 AppSheet

【AppSheetライセンス解説】Coreプランで十分?Enterpriseプランの真価とは?

AppSheetを導入したいけど、どのライセンスを選べばいいか分からない…そんなお悩みありませんか?本記事では、無料版でも使えるCoreライセンスの機能から、高度なセキュリティやAI機能が使えるEnterpriseプランまで、専門家が分かりやすく解説します。

はじめに:AppSheetライセンス、どれを選べばいい?

業務改善のためにAppSheetを導入しよう!と思っても、最初に立ちはだかるのがライセンスの壁。「Core」「Enterprise Standard」「Enterprise Plus」...何がどう違うのか、自社にはどれが最適なのか、迷ってしまいますよね。実は、Google Workspaceに含まれるCoreライセンスだけでも、驚くほど多くのことが実現できます。この記事では、私たちITのプロが、それぞれのライセンスで「できること」を分かりやすく解説します。

まずはコレ!Google Workspaceに含まれる「AppSheet Core」の実力

Google Workspaceの多くのプランには、追加料金なしで使える「AppSheet Core」ライセンスが含まれています。まずはCoreライセンスで、業務アプリ開発の世界を体験してみるのがおすすめです。主な機能は以下の通りです。

  • データソース連携:Googleスプレッドシート、Cloud SQLなど、基本的なデータソースに接続できます。
  • 基本的なアプリ機能:データの閲覧、追加、更新、削除といった、アプリの基本的な機能はすべて利用可能です。
  • 自動化(Automation):メール送信や通知といった簡単な自動化も設定できます。
  • オフライン利用:電波の届かない場所でもアプリを操作し、オンラインになった時にデータを同期できます。

こんな企業様におすすめ:まずは特定の部署やチームで、小規模に業務改善を始めたい企業様や、Excel管理からの脱却を目指す企業様に最適です。私たちも、お客様への最初の提案として、まずCoreライセンスでのスモールスタートをおすすめすることが多いです。

一歩進んだ業務改善へ。「Enterprise」プランの真価

より高度なセキュリティや管理機能、AIを活用した機能が必要な場合は、「Enterprise Standard」や「Enterprise Plus」プランが選択肢となります。Coreライセンスとの主な違いは以下の通りです。

  • 高度なセキュリティとガバナンス (Enterprise Standard/Plus):「このアプリは特定の役職者しか使えないようにする」といった、より詳細な権限管理や、アプリの利用状況の監視が可能になり、全社展開も安心して進められます。
  • OCR機能 (Enterprise Plus):請求書や領収書などの紙書類をカメラで撮影するだけで、文字を自動でデータ化。面倒な手入力作業から解放されます。
  • 外部サービス連携の強化 (Enterprise Standard/Plus):Salesforceなど、より多くの外部データソースに接続できるようになります。
  • 高度なAI機能 (Enterprise Plus):蓄積されたデータから将来を予測するなど、AIを活用した高度な分析機能が利用できます。

こんな企業様におすすめ:全社規模でAppSheetを展開したい企業様や、基幹システムと連携させたい企業様、コンプライアンスやセキュリティを重視する企業様に最適です。

まとめ:自社に最適なプランを選び、DXを加速させましょう

AppSheetは、ライセンスによって使える機能が大きく異なります。しかし、最も大切なのは「自社の課題を解決するために、どの機能が必要か」を見極めることです。私たちセイユーネットワークシステムは、単にライセンスを販売するだけでなく、お客様の課題を丁寧にヒアリングし、最適なプラン選定からアプリ開発、そして活用までを伴走支援するパートナーです。「どのプランが良いか分からない」「こんなことは実現できる?」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

2025-07-01 DX推進

コンサルじゃない、開発会社でもない。御社の現場で手を動かす「フォワードデプロイドエンジニア」とは?

日々のITトラブルから、AppSheetでのアプリ開発、Google Workspaceの自動化まで。構想から実装まで、圧倒的なスピードで現場の課題を解決する『フォワードデプロイエンジニア』という新しいITパートナーのかたちを解説します。

はじめに:「IT担当者が自分一人で、問い合わせ対応に追われている…」

「現場から"Excel業務を何とかしたい"という声が上がるが、開発する時間もスキルもない」「Google Workspaceを契約しているが、メールとカレンダーしか使えておらず宝の持ち腐れだ」…このようなお悩みを、私たちと一緒に解決しませんか?

私たちが提供するのは、単なるITサポートや受託開発ではありません。御社のビジネスと現場業務を深く理解し、課題解決のために実装まで行う「フォワードデプロイエンジニア(FDE)」が、まるで社員の一員のように伴走します。Google Workspaceの潜在能力を120%引き出し、AppSheetやGoogle Apps Script(GAS)を駆使して、現場が本当に求めていた業務改善を、驚きのスピードで実現します。

【コーポレートIT管理 × FDE】御社のIT部門として、あらゆる課題を現場で解決します。

私たちのFDEは、PCの不調やアカウント管理といった日常的なヘルプデスク業務から、セキュリティポリシーの策定、IT資産管理台帳の構築まで、実際に手を動かして解決します。定期的な訪問やチャットサポートを通じて、御社のIT環境を常に最適な状態に保ち、「攻めのIT投資」に注力できる環境を整えます。

【AppSheet開発 × FDE】ヒアリングの場で、動くプロトタイプをお見せします。

報告書や在庫管理、勤怠記録など、今お使いのExcelファイルをスマホアプリにしませんか?FDEが業務の現場に直接お伺いし、皆さんの作業を隣で見せていただきながら、その場でAppSheetのプロトタイプを作成。「こんなものが欲しかった」を最速で形にし、皆で試しながら本当に"使える"業務アプリを一緒に作り上げます。

【Google Workspaceを用いたDX支援 × FDE】その手作業、Googleの力でゼロにできます。

請求書発行、経費精算、日報提出…。毎日繰り返される定型業務を、効率化します。FDEが業務フロー全体を分析し、「AppSheetのボタン一つで処理が完了する」「フォームに入力すれば自動で関係者に通知が飛ぶ」といった、かゆいところに手が届く仕組みを構築。御社の生産性を劇的に向上させます。

なぜ「FDE」は従来のサービスと違うのか?

一般的なITコンサルは「提案書」、システム開発会社は「完成したシステム」が成果物です。しかし、私たちのFDEが提供するのは「動くシステム」と、それによってもたらされる「業務改善効果」、そして最終的にはお客様自身がITを使いこなすための「内製化ノウハウ」です。現場に深く入り込み、伴走するからこそ、圧倒的なスピードと柔軟性を実現できるのです。

まとめ:新しいITパートナーのかたち

フォワードデプロイドエンジニアは、御社の「外部の業者」ではありません。共に課題に立ち向かい、共に成長していく「チームの一員」です。もし、今のIT環境や業務フローに少しでも課題を感じていらっしゃるなら、ぜひ一度、私たちのFDEにご相談ください。きっと、新しい未来をお見せできるはずです。

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